教務部より

2020年4月の記事一覧

校歌について

古人が「世の中に絶えて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし」(世の中に桜というものが全くなかったとしたら、春を過ごす私たちの心はどんなに穏やかだろう)と詠んだのとは異なり、今春はコロナウィルスの影響で心浮き立つ感じはなかったかと思います。

長沼地区はスタンプラリーが催されるぐらい、見どころのある桜が多くあります。そのうち一つが、通称「日高見山」と称される長沼城趾です。

昨年度、地域理解の一環として、本校の3年生が豊臣秀吉の長沼入城を題材とした体験学習を行いました。本校校歌にも「日高見は 万朶(ばんだ)の桜」と謳われています。

 今年度は新入生が校歌に触れる機会もなかなかありませんが、一日も早く覚えてほしいと思います。

【長沼高校 校歌】(作詞 草野心平 作曲 團伊玖磨)

1 日高見は 万朶の桜

  簀子川 銀のせせらぎ

  その中の 美しき地に

  愛こもる 光る玻璃窓

  長沼 われらが母校 長沼

  陽にはためくよ 燦たる校旗

2 埋もるる 縄文弥生

  誇り得る 文化伝統

  この土地に 四季はへめぐり

  故里は 栄えゆく哉

  長沼 われらが母校 長沼

  新しき文化 われら創らん

 

登校日(教室移動・離任式)

 3月30日(月)、新型コロナウィルス感染拡大防止のための臨時休業以来、久しぶりに生徒が登校しました。元気な様子にほっとしました。

 教室の机移動など、新年度の学校再開に向けた活動を行いました。その後、ご退職・転出される教職員の離任式を行いました。卒業生も数多く訪れ、お世話になった先生方の新たな出発を見送ってくれました。

【 ご退職・ご転出される先生のご挨拶(抜粋) 】

○長沼高校での教職員・生徒との出会いはこれからの教員人生にとってかけがえのない財産になった。在校生はこれからの高校生活を満喫してほしい。

○これから新しい高校生活が始まる。新入生、新たに赴任する先生方との出会いの中でいろいろな色を見つけ出してほしい。

○これから残された時間の中で、やらなければならないことがたくさんある。長沼高校を盛り上げてほしい。

○写真に写る瞬間の皆さんの表情がよく、幸せな高校生活を過ごしていることが感じられて、こちらも幸せな時間を過ごすことができた。

○長沼の歴史・文化・豊かな自然を誇りに思ってほしい。悲しいこと、辛いこともあるだろうが、学校生活の瞬間瞬間を大切にしてほしい。お互いに引き合う関係性を大事に、“never give up”の精神で。