学校より

2020年11月の記事一覧

【学校生活】朝のあいさつ運動

 11月5日(木)、本校で年間を通じて行う早朝指導とは別に、生徒指導部、生徒会役員、風紀委員などが参加して「朝のあいさつ運動」を行いました。当日は本校PTA役員で、須賀川市青少年補導員もお務めいただいている加藤祥子さんにもご参加いただきました。

 「あいさつ」は、漢字で「挨拶」と書きます。漢字だけの意味合いだと「押し合う」という意味で、「あいさつ」の持つイメージとは合わないように感じますが、仏教の禅宗で使用されていた「一挨一拶」(いちあいいっさつ)という禅語が日常語になったという説を考えるとよいかもしれません。

 「一挨一拶」は、ひとつ押しひとつ迫る、心を開いて接するというような意味合いで、問答を交わして相手の修行の深さをはかる、言い換えれば、ことばのやりとりで相手の修行の進み具合を調べるというような意味でしょうか。そこから、お互いが自分の知識を披露する=心を開き、そして近づいていく、人間関係を築くきっかけにしていくという意味になるのではないかと解釈できます。

 毎日のあいさつは、毎日心を開いて新鮮な人間関係を作っていくための合言葉といえます。今後、月に1回のペースで同様の活動を行い、1日のはじまりを爽やかなあいさつで始められる雰囲気作りを進めていきたいと思います。

 

【学校行事】性に関する講話を開催しました

 本校では全学年を対象に性に関する講話を行っています。今年度は、11月5日(木)に公立岩瀬病院の助産師さんを講師に「自分と大切な人を守るために知っていてほしいこと」の講話をしていただきました。

 青年期の課題、脳の役割、思春期の男子と女子の心の違い、生命に対する責任等について専門的な立場からていねいに話してくださいました。 

【生徒の感想】

 僕は助産師さんの仕事は出産の手伝いをするだけだと思っていましたが、出産を控えた家族の相談や母体の体調管理にも協力するなどたくさんの仕事があることがわかりました。

 昨年も学びましたが、男性と女性の考え方には違いがあるため、自分の意志をきちんと持ったうえで相手と接するべきだと思いました。デートDVは絶対にあってはならない、そのためには相手のことを考えて行動することが大切であると思いました。

(3年男子) 

 講話を聞いて改めて自分の行動と言葉に責任を持たないといけないと思いました。高校生の私たちはまだ自立できる年齢と環境ではないと思います。異性とお付き合いする場合、自分のことだけではなく、相手のこともおもいやって付き合いたいと思いました。

 相手が嫌がっていないか、不快に感じていないか、きちんと話し合って対等な関係でいたいです。さらに、自分の身も守れるように安心して相談できる人、場所を作っておきたいです。私たちは大人に近づいています。自分の未来と相手の未来を考えて正しい知識と行動をしていきたいです。

(2年女子)